◆太陽のごとくあいつは◆
友枝さんの手にボールが触れて、そのボールがあたしの肌に触れて…
息づかいが伝わってくる感じ…
そんなことの一つ一つに胸を躍らせてたあの頃。
それだけで充分友枝さんのこと理解できたあの頃…
でも…-----
『ちょっと休も?』
友枝がテントを指差した。
でも…-------
"人ってのは変わるんだよ、美夏ねぇ"
-------…今は??
辺りはもうすっかり暗くなっていた。
『いい風だなぁ』
水平線の向こうからさわやかな風が吹いてきていた。
友枝は更に続けた。
『明日の決勝戦が終わって、表彰式と、合宿の閉会式が終わったら…
その足で空港に行こうか。
ちっぽけな日本のコートを捨てて、ラスベガスで世界をコートにするんだ。』