◆太陽のごとくあいつは◆
美夏は友枝を見つめて、
『…………どうして…日本じゃだめなの?』
『雛森……』
『だって…やだ、な。なんか聞いてると、逃げ出すみたいで…』
美夏は目をつぶった。
『…どうしたの?雛森。』
美夏は俯いて、ついに直接その話に触れてしまう。
『千佳と…どんな別れ方したの…?
逃げ出さなくちゃならないような…ことなの?』
すると友枝は、何も答えず。
ただ美夏の隣で風を浴びていた。
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夜8時。
友枝と別れた美夏は、裕香に電話をして、また部屋に泊めてくれるようにと頼んだ。
とても暗い声だったし、昼間のこともあったので、裕香は気を使って、何も言わずに受け入れた。
電話を切ると、すぐに晶螺が飛んできた。
『美夏ねぇは!?』
『心配しなくても、これから帰ってくるって!』
裕香が言った。
『ぁ、言っとくけど、今夜もここで寝るからだってー』
美奈が付け足した。
『明日の決勝、あんたたち大丈夫なのかなぁ』
裕香の言葉に、晶螺は頭を抱えた。