◆太陽のごとくあいつは◆
『思い出してくれた??
いゃぁ、久しぶりだねぇ美夏ねぇ!』
晶螺は嬉しそうに微笑む。
『だねぇ、ほんとに久しぶりじゃん!
ってか、超背デカくなってない?』
『そっかなぁ?美夏ねぇが縮んだんじゃない?』
『む。失礼な!中学のときから5cm伸びたし。』
『……ぷ。』
『……ぇへへ。』
二人で笑い合った。
懐かしかった。
喋り方も性格も変わらない。
でも…見た目が全然違うから…
せ、接しずらい、かも…。
『仲良くやっていけそうね。』
『そうだね姉さん』
コーチと弟は遠くでそんな二人の様子を見ていた。
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その後、家で母と3人で夕食を一緒に食べた。
『じゃぁ、晶螺ちゃん、今は一人暮らしなの?』
晶螺と再開して一番喜んでいた母が、サラダにドレッシングをかけながら彼に尋ねた。
『そうです。ビーチバレーの教室の近くだから、すぐそこですよ』
『そうなんだぁ~』