◆太陽のごとくあいつは◆



『思い出してくれた??
いゃぁ、久しぶりだねぇ美夏ねぇ!』



晶螺は嬉しそうに微笑む。



『だねぇ、ほんとに久しぶりじゃん!
ってか、超背デカくなってない?』



『そっかなぁ?美夏ねぇが縮んだんじゃない?』


『む。失礼な!中学のときから5cm伸びたし。』


『……ぷ。』


『……ぇへへ。』


二人で笑い合った。

懐かしかった。


喋り方も性格も変わらない。




でも…見た目が全然違うから…

せ、接しずらい、かも…。





『仲良くやっていけそうね。』

『そうだね姉さん』


コーチと弟は遠くでそんな二人の様子を見ていた。






*********


その後、家で母と3人で夕食を一緒に食べた。



『じゃぁ、晶螺ちゃん、今は一人暮らしなの?』


晶螺と再開して一番喜んでいた母が、サラダにドレッシングをかけながら彼に尋ねた。



『そうです。ビーチバレーの教室の近くだから、すぐそこですよ』


『そうなんだぁ~』







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