天国に近い場所
「辰夫のオッサンの話だと、トラブルの原因になるからだって」
「トラブル?」
「そ。例えば、ここにいる時に誰かと誰かが喧嘩したとするだろ?そいつらが喧嘩したまま“現実”に戻ったとしたら、現実の世界で揉めたりする。お互いの住んでる場所を知ってたら、現実でも喧嘩することになっちまうだろ」
「じゃあ現実に戻ったら、私たち会えないの!?」
龍美とだけじゃない…
夏莉や正樹さんや、健太郎くんにも…
「簡単には会えない」
「じゃあ紙!口で言えないなら、紙に書けば……」
「んなもん、とっくに試してる。紙にも書けなかった。紙に住所を書こうとすると、手が止まっちまう」
「トラブル?」
「そ。例えば、ここにいる時に誰かと誰かが喧嘩したとするだろ?そいつらが喧嘩したまま“現実”に戻ったとしたら、現実の世界で揉めたりする。お互いの住んでる場所を知ってたら、現実でも喧嘩することになっちまうだろ」
「じゃあ現実に戻ったら、私たち会えないの!?」
龍美とだけじゃない…
夏莉や正樹さんや、健太郎くんにも…
「簡単には会えない」
「じゃあ紙!口で言えないなら、紙に書けば……」
「んなもん、とっくに試してる。紙にも書けなかった。紙に住所を書こうとすると、手が止まっちまう」