天国に近い場所
「おい、龍美!志乃ちゃんを大切にしろよな」


亮ちゃんが、龍美に指を指して言った。




「言われなくても」



そう言って‥龍美は私の手を握り、歩き出した。


私は、お姉ちゃんと亮ちゃんに手を振った。








「さっみ。ごめんね?ビール飲んじゃったから、車乗れなくて…寒いだろ?」


そう言って、龍美は歩きながら握っている私の手を、自分のポケットに入れた。





「ううん、平気」

「タクシー拾う?」

「いいよ、歩いたままで♪夜の星見れるし」


私は夜空を見上げた。
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