ブラッディ アリス


…ドサッ…!



強い力で仰向けに寝かせられたアリスは、月灯りに照らされた真紅の瞳を見つめる…。



「……一人目は…恋愛ですか?……それとも……教養?」

ラビの長い銀髪が、アリスの白い肌を撫でる。

「…両方…。私は恋していた…。でも彼は……」

ラビの細くて長い指が、アリスの白い肌をなぞる。

「………彼は?」

「…っ…もう…いいのっ…。私はもう恋なんてできない…っ」

アリスはピクンと体を震わせ、ゆっくりとラビの腕に触れた。




「……いいえ……今夜、アリス様は恋に落ちます。私に」

「え…?」



次の瞬間、アリスの唇に重なるラビの唇…。

そのままラビの舌がアリスの口内に入り込み、絡み合う舌と舌。

アリスの乳房を弄る(まさぐる)ラビの手が、激しさと優しさを繰り返す。

「……あ…」

ラビの唇は下へと移動し、少し硬くなったアリスの乳首を包み込む。

「…ラビ…」



ずっと憧れていた少女の口から漏れる声を聞き、兎の切なる想いはさらに増していく…。









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