トラックで輝く君を
「え、今…私は誉められたの?
それとも貶された感じ?」





おいおい、“いいところだよ”って言われたんだから…褒め言葉だろうが。





「褒めたんだよ。」



拓馬がまたさらっと言う。




「そうなの?…ありがとう!」





褒められたと分かった佐藤は、顔を明るくして笑った。

その場がいっきに明るく、和む。





力がある、そんな笑顔。

すごい、と俺は本気で思う。





「蜜菜、かわい-!」





田尾さんが佐藤に抱きつく。

女って、スキンシップ激しいなって、俺はよく思う。





「およよ?ありがと-。」





佐藤も抱きつき返す。

やっぱ和む。
騒がしい奴らも、今はここにいないしな。





「女性の友情は和みますね。」



「拓馬、オヤジ臭いぞ。」



「失敬な。…思った事を、ちょっと口に出しただけだったのに。」





やっぱり掴めない、こいつ。
しかも、言い回しが若干古い。




「鈴木くんはまだまだ子供ね。」





っておい、田尾さんまで!

結局のところ、俺が悪者じゃん。




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