トラックで輝く君を
で、ラーメンも食べおわって、語り大会のはじまりはじまり。





「なんか、高校生になったのに、夏休みが今までと変わらないのは俺だけ?」



と、涼平。



「私もあまり変わってないわ。」



そう言うのは田尾さん。



「私もかな。高校生の夏休みって感じたことはないかも。
…拓馬は?」



「みんなと同じ。」





確かに、高校に入ったらもっと夏休みっておもしろいことがあるものだと、思っていた。





「部活三昧って感じよね。」



「楽しいけどね。」



「俺はもっと遊びたいな。
7月にクラスいつめんでボーリングには行ったけど。」



「いいな-。
今、水族館行きたいんだよね。」



「え、じゃあ行かない?
せっかくお盆休みだし。」


「俺もひさしぶりに行きたい。
もちろん拓馬も来るよな?
このめんつで水族館!よくね?」





お、おもしろいことあるじゃん!





「いいね、それ。」



「嘘!言ってみるもんだね!
水族館行ける-!やった!」



「いつにする?私は早いほうがいいと思うけど。」



「俺、明日はパスだな。」



「涼平が明日ダメなら明後日が俺的に都合いい。」



「私も明後日なら平気。」



「うん、いいよ-。」





ことはさくさく決まって
明後日の8月11日に、涼平・佐藤さん・田尾さん・俺で水族館に行くことになった。





でも、俺は行って後悔する。

やっぱりな、って思わされた。



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