トラックで輝く君を
「深く考えるな。そばにいてほしいか、いたいか、ただそれだけの話だろ?
……俺からは以上。」




「ありがとうございます。
おかげで答え、見えました。」




「よかった。じゃあな。」




「失礼します。」





やっぱり、後藤先輩はすごい人だと思う。

どうしてか、俺の心にしみ込んだり、納得しちゃう話をしてくれる。





俺はやっぱりガキだ。

まだまだ…後藤先輩の足元にすら及ばない。





けど、少しずつ色んなことを経験して、いつか後藤先輩みたいな人になれたらいいと思った。



後藤先輩には感謝ばっかりだ。





きっと、あの人には絶対に適わないと思う。…走りを除いてだけど。





今度は、俺から佐藤に伝えないといけない。





……俺の気持ちを。





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