トラックで輝く君を
新しい君 side Ryohei
大会が終わってから初めての練習の時に、蜜菜の髪が短くなっていて驚いた。
「もう、伸ばす理由ないから。」
と、蜜菜は言っていた。
…きっとだけど、元彼関係のことじゃないかって思った。
ってことは、俺の気持ちは蜜菜に届いたんだよな。
変わってほしい、だからこそ大会は死ぬ気で走った。
結果として、俺は自己ベストを出せたし…あの時は最高の気分。
けど…帰ってから考えてた。
蜜菜には伝わったかなって。
練習中、田尾さんが
「知ってた?…蜜菜がずっと髪をのばしてた理由。」
と聞いてきた。
「いや、聞いてないけど。
元彼関係とかなんだろ?」
「…うん。けど、もう長い必要もないから切ったんだって。
私は、今のほうが好きよ。」
「なんで俺に言うんだよ。」
「いや、理由はないけど?」
…掴めない奴。
いつめんだって思ってるけど、いまだに謎なところが多い。
「もう、伸ばす理由ないから。」
と、蜜菜は言っていた。
…きっとだけど、元彼関係のことじゃないかって思った。
ってことは、俺の気持ちは蜜菜に届いたんだよな。
変わってほしい、だからこそ大会は死ぬ気で走った。
結果として、俺は自己ベストを出せたし…あの時は最高の気分。
けど…帰ってから考えてた。
蜜菜には伝わったかなって。
練習中、田尾さんが
「知ってた?…蜜菜がずっと髪をのばしてた理由。」
と聞いてきた。
「いや、聞いてないけど。
元彼関係とかなんだろ?」
「…うん。けど、もう長い必要もないから切ったんだって。
私は、今のほうが好きよ。」
「なんで俺に言うんだよ。」
「いや、理由はないけど?」
…掴めない奴。
いつめんだって思ってるけど、いまだに謎なところが多い。