トラックで輝く君を
なんか、最初の頃よりも
ずっとずっと意識してる…。

こんなんで…私は大丈夫なわけ?





――………


大会は、まさ君の400Mが最初だった。



「まさ君、頑張ってね!
スタンドから見てるから!」



「おう!全力で頑張る!」



「おい、将也おいてくぞ。」



「え、そんな!健人先輩!待ってくださいよー!」





あらら…。

まさ君に悪いことをしてしまったかもしれない。

まさ君は健人先輩と一緒に400Mのスタート地点に向かっていった。



選手が戦いの舞台に勇ましく出ていくのを見守る。

大会の雰囲気がすごく好きだなって思えた。



バレーボールとは違う。
みんなそれぞれが主役の舞台。




みんな、輝いて見える。





バレーボールはそれぞれの役割があるからな。

もちろん脇役は存在しないし、みんな輝いているけど…



それとは違う気がした。




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