+†ヴァンパイアと紅いアザ†+
「トイレ」
リュオさんは表情1つかえないで言葉を発した。
はぁぁぁぁぁあああああ!?
私はガクリと肩を落とし、レオンとシャオランは笑いを堪えて肩を震わせている。
「ぷっ、リュオ…………」
「あんな戦闘の後に……トイレとか……」
レオンはお腹を押さえて笑いはじめ、シャオランは真っ黒な瞳を、揺らして笑っていた。
――――ドコォ!
リュオさんはそんな2人に蹴りをお見舞い。
鈍い音が響いたかとおもうと、シャオランとレオンは気絶していた。
「う、うわぁ」
私はその光景を目を丸くして眺めているしかなかった。
だって、口出ししたら私もレオン達みたいになっちゃうからね、うん。