オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
失礼男が手にしていたのは、宇宙を舞台にした某有名映画に出てくるライトセーバーみたいな光の剣だった。
その光は薄暗かった洞の内部の細かな部分まで見えるほどの明るさで、あたしは目の前で起きた全てをイヤでも認識できた。
走り込んだ失礼男の周りに大蛇の脚が四方から襲いかかってきたけど、失礼男は剣を横なぎに二度素早く振っただけでその脚を全て断ち切った。
その隙を突いたのか、大蛇は失礼男に向かってすごい勢いで頭を突っ込ませた。
だけど失礼男はそれすら読んでいたのか、剣を振り切る前に後ろに大きく飛び退いて、大蛇の攻撃をかわす。
その直後から繰り出される大蛇の脚の鋭い突きも、まるでダンスのステップを踏むみたいに軽々と後ろに跳んで避けてゆく。
そして体を反転させると、地に突き刺さった大蛇の頭に向かい何の躊躇いもなく剣を振り下ろした。
大蛇は絶叫し、体をくねらせて抵抗をする。
だけど、失礼男の剣で縫い止められた頭を失ってもなお、胴体だけ蠢いてしっちゃかめっちゃかに暴れだした。
その光は薄暗かった洞の内部の細かな部分まで見えるほどの明るさで、あたしは目の前で起きた全てをイヤでも認識できた。
走り込んだ失礼男の周りに大蛇の脚が四方から襲いかかってきたけど、失礼男は剣を横なぎに二度素早く振っただけでその脚を全て断ち切った。
その隙を突いたのか、大蛇は失礼男に向かってすごい勢いで頭を突っ込ませた。
だけど失礼男はそれすら読んでいたのか、剣を振り切る前に後ろに大きく飛び退いて、大蛇の攻撃をかわす。
その直後から繰り出される大蛇の脚の鋭い突きも、まるでダンスのステップを踏むみたいに軽々と後ろに跳んで避けてゆく。
そして体を反転させると、地に突き刺さった大蛇の頭に向かい何の躊躇いもなく剣を振り下ろした。
大蛇は絶叫し、体をくねらせて抵抗をする。
だけど、失礼男の剣で縫い止められた頭を失ってもなお、胴体だけ蠢いてしっちゃかめっちゃかに暴れだした。