オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
「やはりおまえは救いようのないアホだな。
昨夜の“あれ”が見えたならば、判るだろうが。一人でどうにかできるつもりか?」


そう期待したあたしがバカでした。


「できない……出来るわけないよ!あんな化け物…」


あんたが教えてくれないから、と付け加えたかったけど、絶対反撃されるから悔しいけど黙り込んだ。


「ここを、今日から俺の事務所にする。
おまえは助手として雇ってやろう。
時給は1万+成功報酬付きだ」


どええっ!?


あまりの衝撃に、あたしは声がでなかった。


じ、時給1万円……


1円の間違いじゃないですよね?


今までのファーストフードなんて、繁忙期でも750円でしたよ。


あたしは素早く頭を巡らし計算した。


お母さんを本格的に治療させるために大きな病院に入れられるし、滞納しがちなアパートの家賃も払える!


止まりがちな二層式洗濯機を全自動洗濯機に買い換えれるし、ブランド米だって買えちゃう!


色んな想像をしたら、笑みが浮かんで仕方なかった。
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