オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
流麗な指さばきで100枚はあるページを10秒でチェックし終えたヤツは、口の端を微妙に上げる。
あたしはため息を着いて、言われる前に口に出す。
「……はいはい、やり直せばいいんでしょ」
「当たり前だ。おまえの目はキツツキが空けた穴か?日付が順番通りじゃない上に、関連性がメチャクチャだ。小学校で数字も時間の概念も習わなかったのか?」
……こういうヤツなんだよね。
コイツの相手してるくらいなら、壁を相手に独り言言ってる方が精神衛生上大変健全な気がしますけど。
ヤツはあたしの使ってる折りたたみ式のテーブルの上に、無遠慮にスクラップブックを放り投げた。
でも、あたしは気になる事を思わず口に出してた。
「でも、最近になって増えてるよね。ペットの変死や悪質な悪戯事件。なんでだろ?
それよりナギ、別に依頼を受けてるわけじゃないのに、何でこんなことするわけ?」
そんなあたしの疑問は、当然ヤツに一蹴されましたとも。
「おまえには関係ない。喋ってる暇があるなら手と頭を動かせ」
あたしはため息を着いて、言われる前に口に出す。
「……はいはい、やり直せばいいんでしょ」
「当たり前だ。おまえの目はキツツキが空けた穴か?日付が順番通りじゃない上に、関連性がメチャクチャだ。小学校で数字も時間の概念も習わなかったのか?」
……こういうヤツなんだよね。
コイツの相手してるくらいなら、壁を相手に独り言言ってる方が精神衛生上大変健全な気がしますけど。
ヤツはあたしの使ってる折りたたみ式のテーブルの上に、無遠慮にスクラップブックを放り投げた。
でも、あたしは気になる事を思わず口に出してた。
「でも、最近になって増えてるよね。ペットの変死や悪質な悪戯事件。なんでだろ?
それよりナギ、別に依頼を受けてるわけじゃないのに、何でこんなことするわけ?」
そんなあたしの疑問は、当然ヤツに一蹴されましたとも。
「おまえには関係ない。喋ってる暇があるなら手と頭を動かせ」