アライブ


そして、青年はしばらくしてカフェへと戻ってきた。


『さあ、そろそろ行こうか…』


戻ってきた青年はパフェを食べ終えた女子高生に告げた。


『うん…あれ?カバンは?』


女子高生は、青年が席を外すときに持っていた黒いカバンを持っていないことに気づいた。


『ああ、カバン?さすがに重いから近くのコインロッカーに預けてきた』


青年はそう言って笑顔を見せた。


『そうなんだ…』


女子高生は納得するように頷き、席を立ち上がった。


そして二人はカフェを出た。


『よーし、じゃあ日も暮れはじめたし…さっさと遊園地でも行くか』


青年はそう言って、女子高生と共に近くの人気の遊園地へと向かった。




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