アライブ
その頃上では…
『カギは開いた。相手は拳銃と人質を手にしている。ただちに突入する』
7階の非常階段で5人の警察官が突入準備をしていた。
その頃中では…
『どうするの?もう逃げられないわ』
月明かりが差し込む部屋で、女子高生は不安そうに青年に尋ねた。
『うん…わかってる。もう逃げるつもりなんてない…』
青年は窓際により、空に浮かぶ月を見上げて呟いた。
『逃げるつもりなんてないって…もしかして警察に捕まる気?』
女子高生は窓際にいる青年に歩みより尋ねた。
『大丈夫…少なくとも君は捕まらないから』
青年はそう言って、女子高生に笑いかけた。