アライブ


その頃上では…


『カギは開いた。相手は拳銃と人質を手にしている。ただちに突入する』


7階の非常階段で5人の警察官が突入準備をしていた。


その頃中では…


『どうするの?もう逃げられないわ』


月明かりが差し込む部屋で、女子高生は不安そうに青年に尋ねた。


『うん…わかってる。もう逃げるつもりなんてない…』


青年は窓際により、空に浮かぶ月を見上げて呟いた。


『逃げるつもりなんてないって…もしかして警察に捕まる気?』

女子高生は窓際にいる青年に歩みより尋ねた。


『大丈夫…少なくとも君は捕まらないから』


青年はそう言って、女子高生に笑いかけた。


< 456 / 470 >

この作品をシェア

pagetop