桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜



その時だった。





「さっくら〜!!」


「ウァッ!!!」


後ろから誰かが私の背中に勢いよく抱きついてきた。


見ても見なくても分かる。
あの"変態男"だ。



「離れろ変態!!」


「えーいいじゃん。減るもんじゃないし♪」



深影は私の拒絶の言葉を軽く拒否し、一向に私から離れようとしない。



私に集まる周りからの視線が痛い


それと同時に、私の顔がだんだん熱さを増していった。



まだ陰口言われて冷たい視線送られる方がマシだ。



私は深影をキッと睨みつけ


「・・・離れないとその髪の毛むしって、水の底に沈めるぞ・・」



と脅した。



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