桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
すると深影の顔はみるみるうちに青ざめ、私からパッと離れた。
「ま、まぁ、しゃあねぇか。なんてったってアンタは"龍神の神子様"だからな」
その深影の一言で周りがザワザワと騒ぎ出した。
「あの方が龍神の神子様!?」
「まさか!!」
そんな声が飛び交い、食堂にいた皆が一斉に床にひれ伏した。
その光景はまるでどこかの偉大な王様にひれ伏してるような光景だ。
「桜ちゃん!!」
その異変に気づいた音祢が料理を乗せたおぼんを持って、駆けつけてきた。
「じゃ、俺は退散としますか」
深影は深影でこの光景を見た後、満足げな顔を浮かべると食堂を後にした。
まさかアイツ、私が浮いてることを知ってわざと・・・
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