桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜



「教師をバカにするのもいい加減にしろ、それになんだその髪と目の色はッ!?」



「ッ…!!」



担任のトゲのある言葉に唇を噛み締める。



私の髪と目の色は生まれつき血のような赤い色をしていた。



両親は普通の日本人なのだが、なぜかこんな風に生まれてきてしまった。



何度も生まれつきだと申し出ても、担任は嘘をついてると勝手に決め付けて、


大分前から黒く戻せと言われ続けてきた。



「…なせ………」


「何だ、まだ逆らう…」


「離せと言っているんだ!!」



私は担任の手を払いのけると、担任を鋭く睨みつけた。




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