桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜


担任はそんな私を、大きく目を見開いて凝視していた。



私は担任の顔をもう一度睨みつけると、腫を返して歩き始める。



すると、後ろから担任の罵声が聞こえてきた。



「お前みたいな奴がいるから、世の中ダメになっていくんだ!!」


私だけのせいじゃないだろ──


「お前なんかいても、学校を汚すだけだ!!」


お前に言われる筋合いはない──


「お前は生きてる価値なんかないゴミ以下だっ!!」


……お前なんかに言われなくても知ってる──


そうして、私はドアを大げさに開けると、教室を後にした。



最後に担任の微かに聞こえた言葉が



「この忌々しい化け物が…」



そんな、冷たい言葉だった──




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