黒くなった、天使
南の果てに大きな島があります。
その島には幾つかの王国があり、
王様たちがいました

資源が豊かな島なので
大きな国どうし、
国力が強い王様たちの
土地の奪い合い、
戦争が絶えません。

だけど大きな島の南の端にある
小さな国は
戦争に巻き込まれる事無く、
平和で豊です。
小さな国を守る天使を
王様が飼っていたからです。

何故、
人間が住んでいる場所に
天使がいたのかと云うと、
神様に嫌われて
地上に落とされたのです。

戦いの神様に仕えていた天使は
悪魔達との戦いで
いつも先頭に立って
戦っていました。
とても強い天使です。
そして悪魔が許せません。
悪魔の存在事態が
理解できない天使です。
天使は神様に言いました
「僕達天使と
神様の力をすべて合わせれば
悪魔など一瞬で消し去れます、
一気に攻め込みましょう」

神様は言いました
「攻め込んだりしたら絶対に
いけません」
神様が何故そんな事を言うのか
天使には理解できません。
それでも、
天使は悪魔が人間界や
天国に攻め入ろうとしたら、
神様の命令で守りに行きます。
必要以上に悪魔達を追いかけて
滅ぼそうとすると、
戦いの神様に止められ
悔しい思いをしてしまい
苛立っていきました。

疑問だらけで天使は
困り果てます。

再び神様と悪魔の戦いが始まり
天使は神様の云い付けを守らずに、
逃げ帰る悪魔達を追って
悪の世界へ行きます。
悪魔界で天使はたった一人で
半分近い悪魔を滅ぼしますが、
自分も沢山の傷を負って
戦えなくなり、
神の国へなんとか逃げ帰りました
悪魔のどす黒い返り血と
自分の血で純白の天使の羽は
真っ黒になっていました。
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