危険な甘顔王子様
そんなこんなで、私は聖南高校に入ることが決まってしまった。

そして、今日は入学式の一週間前。

全寮制だから、生徒は一週間前に来なきゃいけないらしい。

お母さんは、私を送ってさっさと帰ってしまった。


「薄情な親」


私は、そう呟いて歩き出した。

すごく大きな門を通って敷地内に足を踏み入れる。


「すごっ」


思わず言葉を失ってしまった。

すっごく広い。ハンパじゃない・・・。

お城みたいなのが建っていて、周りにも色んな建物がある。

とにかく、迷子になりそう。

それにしばらく歩かないと、寮にはつけそうにもない。


「はぁ・・・」


私は、大きなため息をついて再び歩き出した。



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