姫のさがしもの。


―そのまま、彼に抱かれて

もう一度全身を愛されて、



眠りについた。




――――――朝、


彼のキスで目を覚ました。



「おはよう…


えへへっ…」



彼の顔が目の前にあって、
なんだか
嬉しくて恥ずかしくて

照れながら私は
そう言って

またもぞもぞと
布団に潜り込んだ。



「おはよう。」


宮岸さんは優しい笑顔で、
布団の中に手を伸ばし

私と手を繋いだ。



何か、違和感が
あるなぁ


と、思ったら
彼と繋いだ私の左手には、
指輪が付けっぱなしに
なっていた。



指輪つけたまま
寝ちゃったんだ…。



「…宮岸さん、

指輪ありがとう。


実はね、私、
この指輪ほしかったの。

だから、びっくり
しちゃった!

ほんとだよ?!

しかもこのピンクゴールドが
欲しかったの!」



これ、ほんとにほんと。


指輪をもらえたことに
びっくりし過ぎて
忘れてたけど

この指輪、
ほんとに私が
欲しがってたやつで

かなりびっくり。



「偶然だね。

じゃあ、よかった」



「あ、宮岸さん
信じてないでしょ!

ちょうど先週、
私、優希にも
言ってたんだから!」



これもほんと。


…先週の優希との
報告会で・・・
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