†シークレット・ラブ†
エレベーターの中
「アイツ、高校の時の同級生なんだ。」
「そうなんだ。。。」
「高校卒業してアイツ、ご両親の都合でアメリカに行ってな、それ以来、会ってなかったから、久しぶりだったんだ─…」
「そう…よかったね、久しぶりに同級生に会えて─…
あのまま…別れてもよかったの?」
そう聞いた時
少し驚いた表情を一瞬見せた後
「いいんだよ。
別に─…
話す事なんて
何もないからな─…」
そうボソッと呟いた誠司の瞳の奥が
深い哀しみの色に染まっていた─…