†シークレット・ラブ†
誠司は、自分のペースを持っていた。
1人暮らしが長かったせいか、結婚してからも自分のペースで1日を過ごしている。
別に悪気はないのだろうけど
時々、一緒に暮らしていて寂しさを感じているあたしがいた…。
寝室のベッドに潜り込み、灯りを消した。
ふと窓に目を向けると、満月の光が真っ白なカーテンに満々の光を灯していた。
ベッドから起き上がり、カーテンを開けた。
「やっぱりキレイ──…」
ただ──…月明かりに見とれた──…