†シークレット・ラブ†
「ありがとうございました…。
送っていただいて…」
「いえ…そんな事、気にしないでください。
1人で…帰れますか?」
「大丈夫です。ホント…ありがとうございました」
そう告げて
車を降りた。
降りた瞬間、足元がグラつく…
「危ない!」
いつの間にか、隣りにいた先生の腕の中に体がフワリと受け止められた…
「だ…大丈夫です…平気です…」
「心配だから、部屋の前まで送ります。」
「そんな…悪いです…」
「いいから、階段があるじゃないですか…
大丈夫、部屋の前まで見送ったら、すぐに帰りますんで。
さぁ、行きますよ。」
そう言って
あたしの体を支える、逞しい腕…