†シークレット・ラブ†

先生の手が、シッカリとあたしの腕を掴んで支えている。

無意識に鼓動が高鳴る…。

頬が赤くなっていないか気にしながら階段を一段ずつ上がっていくと

部屋はもうすぐ目の前…


「ここで…大丈夫です。」


もしも…

誠司に見られたら…なんて

やましい事は…

ない…筈なのに

どことなく
後ろめたさを感じた…。


なのに


「そうですか…

じゃあ…」


と、先生の手が
あたしの腕から離れた時


寂しさを感じた…




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