†シークレット・ラブ†

「ごめんなさい…僕は…貴女に…」


まるで罪の意識に襲われているように

自分を責める先生。

「違う…あたしも…」


あたしも…なに?

なんて言えば良かったの?



“あたしも、貴方に触れられたい”


とでも言うの?


そんな事を言ったら

彼を余計に苦しめるのに?


あたしは…人妻なのよ…。


あたしは、まだ…誠司の…妻なのよ…。


彼に…抱かれたいなんて…想ったら駄目なのよ…。





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