べりー ベリー berry~イケメン5兄弟に振り回される日々~
あたしは言われた通りに手を出した。


―スッ―


「……そんなにイイもんじゃないけど…」


そう言いながらあたしの指にはめられたのは


ハートの片割れが描いてある指輪。


「ほら、これで1つになる」


汐輔クンは自分の指をあたしに見せて言った。


その瞬間――


―ガクンッ―


あたしはその場に泣き崩れた。


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