愛情表現のしかた
教卓をバン!と両手で叩き、にや~と口を半開きにして息を吸い込み


【だってみりんはあたしの下僕なんだもん♪だからみんなはあたしの許可なくみりんを使っちゃダメだかんね】


うふふ、と可愛く微笑む彼女にみとれてしまう僕。


「おいっ、ミツ。まりもに散々な言われ様だぞ。いいのか?」

『ん?ああ…なんとかなると思うけど』


中学からの友達でよき理解者のクロが寄って来た。草野大(くさのひろ)だからクロ。
しっかり者のクロにのんびりな僕はいつも世話になりっぱなしだ。


「なんとかなるかよ。あのまりもだぞ。気を付けろよ」
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