電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
私は震えていて、足が動けない。
すると、私に銃を向けようとしたその時、猛スピードでセキュリティパンダが足を浮かしてこちらに向かってきた。すると、「ササ(笹)!」と言って目から光線を放つ。私たちを狙ったのかと思ったけど、全然違った。男性に背中を狙ったのだ。すると、私の方へ来る感じだったので、素早く左に避けた。すると、あのパンダから
「美希ちゃん聞こえる?」
とおんなの声が。もしかして咲恵子さん?
「美希ちゃんしか聞こえないから。いい。よく聞いて。その少年と一緒に雷桟神社へ逃げて。ここからなら遠くないと思うから。私がなんとか足止めをするから。いい、早く」
「わ…分かりました。」
私は素早く忠君のそばに行って、
「ねえ、忠君。雷桟神社って所この辺にある?」
「え、知ってるけどなんで?」
「いいから、そこに逃げよう。別に怪我とかしてないんだよね。だったら今のうちに!」
私は言った。
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