女王様御用達。
「お前ら、この国の人たちじゃないのか?」
声をかけられ顔を上げると、日に焼けた筋肉質の親父が満面の笑顔でこっち見てた。
「それともホモかい?」
「どういう二択だ……」
ポチは目を細め、突っ込む。
「この写真集に興味を持つ男はどっちかしかいないんだ。今は王子の商品を出せば出すほど若い娘に売れる。王位継承の選挙が近いから今シルルクの商品はこればかりさ」
へー。
僕とポチの声が合い、びっくりしたが何となく目線を反らす。
「長男はマーキュ・ゴールド。この頭良さそうな25歳さ。実際に頭が良くてな、学問の国、リュウズの大学にいたことがある。年齢もいい、政策もいいということで国王の最有力候補だ。保守主義者で今までの親のやり方をそのまま受け継ぐらしい」
金色の髪を七三に分けた眼鏡。
聞き覚えのある国だなぁ。
「次男は、デスト・ゴールド。ちょっとやんちゃだが行動力のある20歳。コイツがやるって言ったら、いいことも悪いことも翌日には実行する。ただ、コイツが国王になったら戦争国になりそうだがな」
金髪に赤色のメッシュを入れたロン毛のヤンキーだ。
「大人気の三男は、ウリス・ゴールド。16歳だ。とってもさわやかで正義感が強い。この国の国交の低さを問題としていて、この国の発展の為に他国との国交を押している。若いのにしっかりしているんだ」
金色の髪をちょっと長く切りそろえ、パーマが緩く入った少年。
好感度が高そうな曇りのない笑顔をしていた。