女王様御用達。
『クロ君、ひょっとして同情とかしてる?』



「強いて言えば、疑問に思わない頭の悪さか、あるいはそれに気づかない頭の弱さに」



『あれ?クロ君そんな毒舌キャラだったっけ?』


本当だ。

言葉の返しがポチ仕様になっている。




『じゃあさ、頭のいいクロ君に聞こうかな』



彼女の口調が1トーン低くなった。





『この私に、一体何が出来ると思う?』





それは今まであった暖かさが一気に冷えた声。

殺気にも似た威圧感に僕はぞくりと背を震わせた。
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