復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「――あの、谷田さん……だよね?」

後ろから声をかけられたので、奈々子はドキリとして、振り返った。
零が真正面から、こちらを見ている。

「やっぱり。谷田さんも呼ばれていると思って、ここで待っていたんだ」

――わたしを待っていた?

奈々子は赤くなっっていることが、ばれないようにほほをおさえる。

「その……話をききたくて。あのとき、斉藤さんがおれになにか言おうとしていたよね? マリのことで。そして、愛華はあんなことになって……」

零の口から、マリの名前が出たので、心臓が、すうっと冷たくなった。
零は、辛そうに足元へ視線を落とす。

「なんであんなことになったのかさっぱりわからないんだ。谷田さんなら、なにか知っているんじゃないかと思って、待っていたんだよ」
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