復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「あの……あんまり人がいるところでは、話せない内容で……」

奈々子が小さな声でつぶやくと、

「そっか、そうだよね……」

と零が思案するように斜めを見る。
次々と話せそうな場所を思い浮かべては、却下にしているようで、難しい顔をしていたが、ふーっと息をついた。

「じゃあ……うちの家だったらどうかな。歩いてそんなにかからないし、今誰もいないから、安心して話してもらえると思うんだけど」

零の家に行ける――これから重要な話をすることを一瞬忘れ、奈々子の胸が激しく高鳴った。

「だめかな?」

零がきいてきたので、奈々子は心臓をしずめるため、左胸をおさえた。
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