復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「わかった。零くんの家で話すよ」
そう言うと、零は表情を和らげて、「じゃあ、今から行こう」と歩きだした。
あとを歩いていた奈々子は、はっとした。
零のことを苗字ではなく、くんづけで呼んでしまったことに今気づいたのだ。
心の中で、いつも零くんと呼んでいたので、つい出てしまった。
どうしよう、変だと思われたかな、と奈々子は熱くなっていくほほをおさえて、立ち止まる。
「谷田さん、どうしたの?」
足を止めた零が心配そうに、声をかけてきたので、「な、なんでもないから」とほほをおさえたまま、歩いた。
マンションは歩いて十分ほどの場所にあった。
エレベーターに乗っている間、零と奈々子は無言だった。
そう言うと、零は表情を和らげて、「じゃあ、今から行こう」と歩きだした。
あとを歩いていた奈々子は、はっとした。
零のことを苗字ではなく、くんづけで呼んでしまったことに今気づいたのだ。
心の中で、いつも零くんと呼んでいたので、つい出てしまった。
どうしよう、変だと思われたかな、と奈々子は熱くなっていくほほをおさえて、立ち止まる。
「谷田さん、どうしたの?」
足を止めた零が心配そうに、声をかけてきたので、「な、なんでもないから」とほほをおさえたまま、歩いた。
マンションは歩いて十分ほどの場所にあった。
エレベーターに乗っている間、零と奈々子は無言だった。