復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「これマリが言ってたんだけどね……谷田さんってブスだし、キモイから絶対に友達になりたくないって。何回も言ってたんだから。ひどいよね! 谷田さんはマリから、利用されてただけなんだよ」

愛華からそれをきかされた奈々子は、雷に打たれたような衝撃を覚えた。
奈々子の前では、かわいいなんてほめていたくせに、裏ではそんなことを言っていたなんて。

……わたしは一人になりたくないために利用されただけだったんだ。

そう思うと、握りしめた両方の拳が震えてきた。

ひどい、ひどいよ……!

「わたしらは、そんなこと言うのやめなよ、って何回も注意したんだけどね。気にしなくていいよ。マリは救いようのない性格ブスなんだから」

亜美が、ぽんぽんと肩を叩いてくる。

「……谷田さん、マリと仲直りするの?」

愛華が真面目な顔で、きいてきた。
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