復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
肩を落とした千尋とさえが、歩いて帰ろうとしていた。
二人とも痛々しいほど目が腫れている。

まずこの二人に、あのことや自分で考えたことを話そう。昨晩から、そう決めていた奈々子は、「あの」と走り寄った。

「話があるんだけど……」

たまたま近くに公園があったので、そこで話をすることにした。
砂場で遊んでいる親子がいるだけで、とても静かだ。

「話ってなに?」

さえが力なく言いながら、ブランコに腰かけると、ギィィときしむ音がした。

「えっと……理奈ちゃんのご両親、かわいそうだったね」

いきなり話すのはためらわれたので、奈々子はそう言った。
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