復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「それはそうでしょ。一人娘が亡くなったんだから……。おまけに信号無視をして、小学生を追いかけていたことが原因だって新聞にのったんだから」

はあ、と千尋が湿ったため息をつき、ブランコに乗る。

「あんな風に書かれるんだったら、警察に言わなきゃよかった……」

あのあと、奈々子たちは警察に事情をきかれ、うそをつくわけにもいかず、一部始終を正直に話したのだ。

「理奈、なんであのときあんなことしたんだろ。そしたら死ななくてすんだのに……」

さえがつぶやいたので、奈々子はようやく本題を話すことにした。

「――そのことなんだけど。わたし見たの。理奈ちゃんのケータイにメールが届いていた。それがマリからのアドレスだったの」

ぎょっとした顔を二人がしたが、奈々子は続けた。

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