俺様のカゴの中
最近は卒業旅行に行くとか言い出したっけ。



俺に善を預けて。



あのお嬢様、最近パワフルだからな…。



「留宇、大人しくならねぇな…」

「したたかなんだよ、留宇ちゃん」

「頑固者の間違い」

「雷君が悪口言ってるってメールしよ」

「なんで高宮が留宇のアドレス知ってんだよ」

「内緒。確か内田社長とメル友だとか言ってたし、海藤会長のお気に入りだし?スゲーね、嫁」



俺のカゴにいるだけじゃつまんねぇのか?



ガッカリ…。



俺の知らないとこでビッグネームばっかりと知り合いになりやがって。



極めつけは虎宇か?



アイツなら留宇のために世界経済まで動かしそうだ…。



「留宇が社長になった方がよくねぇか?」

「雷君が過労で死んだらね」

「俺が死なねぇ程度に仕事任せてやるよ」



俺が死んでも留宇ならやってけんな…。



変に安心して仕事に励む。



これからのために。



「ただいま」

「「おかえり~!!」」

「留宇、出張行くから準備任せる」

「出張…」



家族のためだ。



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