コタツ猫



少し…

息苦しく思うのは

きつく抱き締められている

所為じゃなくて…


いつの間にか、

とめどなく溢れていた

あたしの涙の所為だった。



ねぇ拓ちゃん

あたし、幸せだょ。



恥ずかしさと幸せが

入り交じった、あたしは…

拓ちゃんにこの気持ちを

どう伝えればいいのか

分からない。



混乱してる…。

バクバクバク…心音が

あたしの邪魔をする…。




恋という


胸の高鳴りが…


涙が…


あたしの邪魔をする。




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