恋口の切りかた
「なんだァ!?」
下駄の爪先から出現した刃で刀を弾き飛ばした俺に、男が目を見開いて頓狂な声を上げた。
俺と刃を合わせたままの二人も、驚愕した様子で俺の下駄をぽかんと眺めて、
その一瞬で、
獲物を跳ね上げ、二人に峰打ちを食らわせて、
俺は刀を飛ばされたまま固まっている男のスネを、爪先から刃物の飛び出した下駄の歯で蹴飛ばしてやった。
ちなみに俺が今はいているのは、歯を含めて裏側は鉄で補強が施されている鉄下駄だ。
骨の折れる感触が返ってきて、男がもんどり打って転がる。
「おい! 何なんだよ、そのアブネー下駄は!?」
そちらも更に二人を片づけていた隼人が、俺のほうを見て頬を引きつらせた。
「おう、鬼之介の奴が作った改造下駄だ。いいだろ、コレ」
そう言って、俺は再び下駄のかかとを敷居に叩きつける。
ジャコン、などという音を立てて、爪先の刃が下駄の中に収納された。
かかとを一度叩くと刃が飛び出て、もう一度叩くと引っ込む仕掛けになっているのだ。
「いつもそんな物騒なモンはいてウロウロしてたのかよ、この坊ちゃんは」
隼人が引きつった顔のまま俺のそばまで歩いて来て頭を押さえた。
下駄の爪先から出現した刃で刀を弾き飛ばした俺に、男が目を見開いて頓狂な声を上げた。
俺と刃を合わせたままの二人も、驚愕した様子で俺の下駄をぽかんと眺めて、
その一瞬で、
獲物を跳ね上げ、二人に峰打ちを食らわせて、
俺は刀を飛ばされたまま固まっている男のスネを、爪先から刃物の飛び出した下駄の歯で蹴飛ばしてやった。
ちなみに俺が今はいているのは、歯を含めて裏側は鉄で補強が施されている鉄下駄だ。
骨の折れる感触が返ってきて、男がもんどり打って転がる。
「おい! 何なんだよ、そのアブネー下駄は!?」
そちらも更に二人を片づけていた隼人が、俺のほうを見て頬を引きつらせた。
「おう、鬼之介の奴が作った改造下駄だ。いいだろ、コレ」
そう言って、俺は再び下駄のかかとを敷居に叩きつける。
ジャコン、などという音を立てて、爪先の刃が下駄の中に収納された。
かかとを一度叩くと刃が飛び出て、もう一度叩くと引っ込む仕掛けになっているのだ。
「いつもそんな物騒なモンはいてウロウロしてたのかよ、この坊ちゃんは」
隼人が引きつった顔のまま俺のそばまで歩いて来て頭を押さえた。