恋口の切りかた
「イリョクは、おとルが、手でちょくせつ、ウゴカして、かんタンに、ニンゲンを、ねらえル……!」


言うなり、狐面の男が

その天照の輝きを、立ち尽くす俺に向ける。


「死ね! 俺は鵺なんざ認めねえ!」


同時に兵五郎もそう言って、

俺の横でぼう然と足を止めていた与一に死の輝きを向けた。



氷の塊に似た冷たい戦慄が俺の背を駆け抜ける。
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