恋口の切りかた
私たちはみんなで順番に、自分が知っている怖い話や因縁めいた話をしていって……
……怖い。
うう、泣きそう。
特に円士郎と遊水と──宗助。
この三人の話ぶりが嫌だ。
円士郎と遊水は端から怖がらせる口調なのだけれど、
「……そこで屋敷の庭を掘り返してみたところ、その姫君のものと思われる骨が出てきたということでございます」
宗助のボソボソとした無感情な語り口が、また不気味だった。
私は隣の円士郎の袖をつかんでしまって、初めは袖だけだったのがいつの間にかしっかり腕にしがみついてしまって……
ふと向かいを見ると、風佳が冬馬の手を握っていた。
私は思わず固まってしまって──
でもすぐに自分のことでいっぱいいっぱいになって、他の人のことなんて構っていられなくなった。
……怖い。
うう、泣きそう。
特に円士郎と遊水と──宗助。
この三人の話ぶりが嫌だ。
円士郎と遊水は端から怖がらせる口調なのだけれど、
「……そこで屋敷の庭を掘り返してみたところ、その姫君のものと思われる骨が出てきたということでございます」
宗助のボソボソとした無感情な語り口が、また不気味だった。
私は隣の円士郎の袖をつかんでしまって、初めは袖だけだったのがいつの間にかしっかり腕にしがみついてしまって……
ふと向かいを見ると、風佳が冬馬の手を握っていた。
私は思わず固まってしまって──
でもすぐに自分のことでいっぱいいっぱいになって、他の人のことなんて構っていられなくなった。