大好き、ばいばい【実話】
は、と我に返って言う。
「...えっと、定期をなくしてしまって...」
彼の顔を太陽の光が照らす
「そっか。じゃあ一緒に探そう?」
美しい黒髪がさらさらと風にゆらされ、
白い透き通った肌が輝く。
「でも、悪いです!学校に遅れちゃいますよ!?」
「でも、困ってるんでしょ?」
深い黒の大きな瞳が私をとらえる。
「...」
「ほらっ、見つけないと誰かにとられちゃうかもよ~?」
悪戯っぽく笑う彼に
私は顔が熱くなるのを感じた。
「....はい..」
頷きながら歩いたところを全てたどった。
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