キラめく堕天使
オレは浮力にされるままに浮き上がり、岸に手を突いた。
短い草がびっしりと生えた地面だった。
自分の体を持ち上げて、地面に仰向けに転がった。
さすがに体力をかなり奪われたようだ。
呼気が荒い。
オレは肩で息をしながらアメシスを見やった。
アメシスも羽根を庇ってうつぶせに転がっていた。
四枚の羽根が水に濡れて、くっついている。
「アメシスって、仰向けに寝れないんだね」
ふと思いついたことが口をついて出た。
馬鹿なことを聞いたと我ながら思ったが、羽根はあると飛べて便利だが、日常の行動でそれを庇わなければいけないのは不便だなあと思ったのだ。
アメシスはちょっと不機嫌そうにオレを見た。
「寝返りも打てないとか思ってるでしょう」