キラめく堕天使
「思ってる」
「残念でした。
あたしは眠るとき、石の姿になるから羽根は邪魔にならないの」
けれど、石では寝返りどころか、微動だにできないのでは。
それじゃアメシスは寝床に倒れこんでゴロゴロする快感を知らないんだ。
そう思ったけれど、突っ込まないことにした。
繭のように石に潜んで眠るのはそれはそれで、言い知れぬ快感があるのかもしれない。
「あ。石だわ」
アメシスは肘から上を地面について、体を少し浮かせていた。
そのお陰で、天を仰いで藍色の空と金色に輝く月しか見えてなかったオレでは気付けなかった物を見つけたらしい。
オレは体をかえして、アメシスと同じポーズを取った。