キラめく堕天使
「なんでもない。ちゃんとことわればいいんだね」
「そうよ。でも、中には納得してくれない子もいるかもしれないわ」
オレはクスクスと笑った。
「何がおかしいの?」
「いや。ひねくれた子もいるんだなって」
「ひねくれてるというか。
そういう子はたいてい良質の宝石を抱いてるのよ」
そうなんだ。
オレは無心で、ことわりながら宝石を摘み取っているアメシスに笑い出しそうになりながら、それを押さえた。
だって、何だか可愛い光景なのだ。
けれど、笑ったら、また不思議がれらてしまう。
オレは彼女を真似て、宝石を摘むことにした。
「ところで、アメジストは何の役に立つの?なんかの魔法が使えるわけ?」
アメシスはチラリとオレを見た。
「いいえ。ただのあたしの栄養源」
へ?
オレはあまりに意外なその答えに、思わず摘み取る手を止めて彼女を見てしまった。