キラめく堕天使
その先に、ソニールは姿を現わせた。
長い黒髪を背に垂らせて、額にかかる髪は掻き分けられてある。
高く通った鼻筋に、険しい目元。
どんな美形かと思ったら、何だ、コレならオレの方が全然イイオトコじゃん。
自分の考えていることに、自分が一番驚いた。
コレはオレの感情なんだろうか。それとも、このフィックスの?
とにかく、オレは下がった。
後ずさりして、ソニールの行動を見たかった。
「エレナ、助けてくれ」
ソニールの目にはオレは写ってないようだった。
「おまえが魔界の外れとはいえ、こんなところまで来れるには、力が、石が必要なはずだ。石を、持ているんだろう?
その石を、私にくれ」
ソニールは、もはや、獲物を見る目でしかなかった。
思いがけない獲物に出会って、嬉々としている。
ただそれだけ。